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命の危険もある過激な「糖質制限ダイエット」・・日比野佐和子先生の教訓

健康

糖質制限・・確かに即効性はあるが・・

「糖質制限ダイエット」。

非常に効果的で結果の出やすいダイエット方法なのですがあまりにも極端なことをすると命の危険にさらされます。

実際に女医さんで命の危険に陥った方がいます。

Rサイエンスクリニック広尾院長の日比野佐和子先生です。

そもそも、なぜ「糖質制限ダイエット」がなぜ効果があるのかと言うとインスリンというホルモンの働きと関係があります。

ご飯や麺類など糖質を食べると血糖値が上がります。するとインスリンというホルモンが膵臓から分泌されます。インスリンは筋肉や肝臓などに糖質(血糖)を送りこみ、グリコーゲン(貯蔵糖)を合成する働きをします。

しかし、糖質が多すぎると筋肉も肝臓も甘った血糖を取り込むことができなくなります。その血糖がどこに行くかと言うと脂肪細胞が「体脂肪」に変えていきます。

つまり、糖質を取らなければインスリンも分泌しないので太らないという理屈です。

過激な糖質制限で「死」の危険に・・

日比野佐和子医師は、アメリカ生活で17kg増量。

そこで一念発起し、糖質の摂取量を過度に制限する「糖質制限ダイエット」をはじめました。

糖質は一切とらず、その代わり好きなものを好きなだけ食べて半年で瞬く間に15kg減量。当然抜群の効果が出ました。

3年間続けましたが36歳で常に体がつらく、眠気が抜けない状態が続くようになったそうです。

ある朝、目覚めると右半身が全く動かなかったそうです。助けを呼ぼうとしても、右手と右足の感覚がない。

幸い、10分くらいで立てるようになり、自力で病院へ・・・。MRIでしらべるとなんと30代で脳梗塞の一歩手前の「一過性脳虚血発作」であることが分かりました。

糖質を取らずたんぱく質や油分をとりすぎていたの傾向があったので「脂肪飽和」になり、一時的に脳の微小血管が詰まったことが原因でした。

「糖質制限ダイエット」は「炭水化物以外なら、なんでも好きなだけ食べていい」というのを盲信するのは危険です。

日本人は糖質過剰なので摂取量を抑えるだけで効果が出るのは確かです。

しかし、過剰な糖質制限は、腎臓や肝臓、血管など、さまざまな部位に障害を引き起こす可能性があり、年齢が上がるほどリスクも上がります。

よく50代以上の「糖質制限」が危険と言われるのはここに根拠があります。

特に高齢者は、消化吸収能力が落ちているため、若い人より内臓組織の原料となるたんぱく質を多く摂る必要があります。

なので全く炭水化物をとらず、身体の中でたんぱく質を糖質に変えていては、本来取るべきたんぱく質が吸収されず、他の臓器に負担が出てしまうのです。

糖質制限も一理あるのですがなにをするにも極端なことは良くないのです。

日比野佐和子先生の教訓を元に正しい「糖質制限ダイエット」を心がけたいものですね。

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